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会期終了が迫った『赤と黒の芸術 楽茶碗』展。
本当なら、オフ会用に自分で楽茶碗をつくる前に見たかったのですが、ようやく見に行くことができました。 初っぱなから、長次郎のオンパレード。 まずは重要文化財「無一物」(パンフの写真右上)がお出迎え。 そのあと、これも重要文化財の「大黒」をはじめ、名前だけは聞いたことがある「俊寛」(パンフの写真左下)、「ムキ栗」などビッグネームが続きます。 長次郎の茶碗は、想像以上に小ぶりで素朴なつくり。 これが利休の好んだ楽茶碗。 利休が使った楽茶碗。 4~500年の時を経ているせいかツヤが無くガサガサな肌をしていたのと、思っていたよりも口縁が内側にカーブしていたのが印象的でした。 この後、楽家歴代の茶碗が続きます。 中には、楽茶碗としての作風を守りつつ、その中に個性を滲ませようとしている3代・道入や派手に変化を付けた9代・了入など、伝統との折り合いをどう考えていたか尋ねてみたい人がいます。 道入作 黒楽茶碗 「升」 茶の湯の隆盛や衰退に大きく揺り動かされながら連綿と続いてきた楽茶碗。 実際に手に持ってみたい! お茶をいただいてみたい!! ・・・・・それが無理なら、 せめて見込を見せて欲しい!!! そう、展示台の微妙な高さで、背伸びをして覗き込もうとしてもガラスにぶつかって見込が見えなかったのでした。 ガラスには点々と顔の脂の跡が… 皆さん考えることは同じようです。 そして、目の前をせわしく左右に動くダストクロス。 監視のおばさまが混雑の人ごみをかき分けて、ガラスを拭きまくっていました。 <赤と黒の芸術 楽茶碗> 会期 : 〜2006年11月12日(日) 月曜休館 場所 : 三井記念美術館 時間 : 10:00~19:00 入館は18:30まで(開館時間延長中) ※11月12日(日)は通常どおり17:00閉館です saratimeさんの「鷹尾葉子 陶展 + 三井記念美術館」 と honey8787さんの「赤と黒の芸術 楽茶碗 」 ikkannetさんの「久しぶりの東京。」 にトラックバック
by ukky_tg
| 2006-11-07 23:44
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